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Posted by ミリタリーブログ  at 

2011年07月20日

CHSとインナーバレル

いままでCHSとバレルについては個々に相性を見てましたが、同じ長さのものが揃ったのでSPRで撃ち比べてみました。
飛距離や命中率を測ったわけではなく、あくまで自分の感覚の話ですので読み流してやってください。


CHSは原点回帰してHOPパッキン中央に凸を設けただけのシンプルな形状。
HOP部中央に幅1㎜長さ4㎜に切り出した厚さ0.5㎜のHOPパッキン材を縦長に接着してます。
HOP押しゴムは使わずに、3㎜プラ棒を半割りして3㎜×4㎜×0.5㎜のステンレス板へ接着し、HOPパッキン材を3.5㎜×5㎜で切り出して裏打ちしたものを使ってます。
 


使用銃はVer2メカボで、外観はメタフレ、DBOYS SPRフロント、使用したBB弾はG&Gバイオ0.28g。
・マルイ純正フルサイズシリンダー(なんちゃってクロスハッチ加工)
・マルイ純正ピストン
・マルイ純正シリンダーヘッドの緩衝材取替
・メーカー不明強化カット済みSP
・無印 超ハイトルクモーターにFET&Li-Po7.2vで駆動


用意できたインナーバレルは、マルイ純正、PDI 6.01RAVEN、タニオ・コバ ツイストバレル、でβスペツナヅ、MP5A4用です。
本当はANGS 6.1バレルも欲しかったんですが、品切れでした。
 


で、私の主観的な感想から・・・。

まずはPDI RAVEN6.01ですが、今まで使っていたのがこのバレル。
初速は80~82m/sなのでギリギリですね。
CHSによるHOP弾道は銃口からあまり下がらずに40m付近まで伸びてゆき、最後にフワッと浮き上がって50m付近でレティクルの交差した点より上に着弾する感覚。
着弾点は初速によって変わるようで、1~2m/s程度の初速変化によってHOPの掛かり(着弾位置)が変化するように見えます。
無風でセミならばレティクルの縦線を下から上へ沿うような弾道で、予測しやすいが初速変化による上下の変化が激しい。
BB弾や加工精度がシビアすぎて加工素材としては向かないのでそのまま使って効果を期待すべきだと思います。

次世代電動やM14のような箱出しで高初速の銃では、同じバレルの長さで交換すると1Jを超えてしまう場合があるのでご注意を。
 


次に試したのはマルイ純正で、無加工でこの長さでは試したことがありませんでした。
見た目では初速の違いが分から無い程度でしたが、初速は76m/s~79m/sと下がりました。
弾道は銃口から一旦下がるのかレティクルの下を飛び続けて、50m付近でやっとレティクルの中央に届くといった感じ。
飛距離については社外のコーティングされたバレルのほうが逆回転が掛かり易いせいか、CHSの特徴を伸ばせる要素が少ないように思います。
集弾は50m先ではPDI RAVEN6.01に比べて、レティクルより上下左右に満遍なく散るような感じ。
マズル形状を深テーパーを入れれば少し改善するかもしれません。


最後は噂のタニオ・コバ ツイストバレル。
どちらかと言えばルーズバレルの分類に入るのでしょうか。
ライフリングのような溝がHOP窓下まで彫られていて、全体的コーティング(メッキ?)されています。
初速は74~75m/sと他と比べてとても安定していて、ほとんど1m/s以内に納まりそうです。
弾道を見ていても明らかに初速が遅く感じられますが、ノーマル同程度には伸びてくれました。
弾道自体はとにかく素直の一言、マルイ純正とPDIの中間的なバランスのイメージでなかなか好感触。
しかし「強HOPでは弾道が右に・・・」と取説にもあるように40mあたりから斜め右上へ。
おそらく原因はHOP窓下にまで伸びるライフリングのような溝にBB弾が引っかかり、僅かな右回転が出てしまうように思います。
いっそのこと、ここだけ溝を埋めてしまえば・・・ムフフ。
  


今回の結果で漠然とですがバレルの選定基準が見え出してきたような気がします。
・内径の小さいバレルでは、バレルそのものやBB弾の精度がモロに弾道に出るが、飛距離が出しやすい。
・内面(特にHOP窓下)がコーティングされたバレルのほうが弾道が延びる傾向にある。(逆回転の効きが良くなる)
・ルーズバレル系をCHS等の長掛けHOPと組み合わせるには、シリンダー容量、初速などに弾道が大きく影響されるので上級者向けとなる傾向にある。
・ツイストバレルは初速が安定し中射程での弾道が良好だったので、加工で化ける可能性がある。(これは妄想)

ファイアフライ でんでんむしの効果でBB弾をバレルの中心から撃ち出せるようになったので、CHSに残る課題は押しゴム形状。
パッキンに接触する部分が固い素材だと調整が厳しくなり、柔らかすぎると逆回転まで弱くなり弾詰まりしやすくなるようです。


これらのバレルを加工してみたりして、引き続き飛距離や集弾の変化を調べてみます。





  


Posted by comosoldier  at 00:52Comments(0)銃器系