2011年09月24日
M655SOX ハイサイクルカスタム その2
昨晩もUPできず墜ちてしまいました。
前回はオーバーラン対策でのセクターカットが確認できました。
本番に使用するギヤはSHS1:16のギヤセットで、セクターギヤはもちろん引き始め側を5枚カット。
M130スプリングを使う予定ですが初速超過が心配なので、写真撮影後に引き終わり(開放側)側も歯を1枚落としときました。
軸受けも耐久性優先でSHSオイルレスメタルに変更。
頑丈なSHS製パーツ群はなかなかオススメであります。
タペットプレートはライラックスにセクターチップの組み合わせ。
しかしこのタペットプレート、樹脂成型が悪いのかあきらかにノズル保持部の角度が内側に曲がっている。
このまま使用したら間違いなく気密漏れして初速がメチャクチャになる予感。
仕方が無いのでガスコンロで遠火で炙って修正しました。
モーターはG&P M120を使います。
もっといいモーターもあるんでしょうけど、価格と性能のバランスが一番よかったんで。
ついでにグリップもG&Pに取り替えたので、ほんの少し精悍になったかも?
ピニオンギヤは信頼のマルイ純正に交換済み。
もう一つのリクエストであったトリガーのショートストローク化。
カットオフの都合で完璧なショートストロークは断念しましたが、通電を早める方向で加工しました。
トリガー先端部分と、スライドスイッチが後退した時に当たるメカボ側にもアルミ板1㎜を貼ってあります。
これでスライド接点が全体的に前に配置されるので、引き金を引いてから通電するまでの距離が短くなりました。
トリガーストロークは変わりませんが、導通するタイミングが早くなり、初弾で狙うには有効だと思います。
そんでもって最後はチャンバーパッキンをCHS化。
VFCクリアチャンバーは以前の修理の際に採用したもの。
インナーバレルはマルイ純正のまま、HOP窓を面取り加工しました。
ストレスの多いハイサイクルカスタムですので、どちらかと言えば少しでも部品の負担軽減のが目的です。
CHSは簡単に飛距離アップを期待できる有効チューンだと確信してます。
連休の合間で試射。
初速は130%スプリングをセクター歯を計6枚カットで最高でも79m/sくらい。
セミオートでの「切れ」はトリガー周りをいじったせいもあってか、ビシッというクセになりそうなシアみたいな切れ味。
弾道もCHSのフラット弾道で、思ってたよりずっと使えるセミオートでした。
そんでもってお次はフルオート射撃。
ヒャッハー!レーザーだぜ!!
とはいきませんけど、引き金を引くとドバッとBB弾が束で飛んでゆく感じは銃を向けられる人は恐怖ですね。
飛距離は45m以上は飛んでるかな?という感じ。
敵に塩を送るというか、これはもしかしたらイヤなモノを作ってしまったかも。
気になるサイクルは最高で27発/秒でしたが、数字の振れ幅が大きいのはバッテリーのせいか?
このM655SOXは今度の定例で引渡しで実戦配備となります。
長いメンテサイクルを目指しましたがどのくらいもつかは分かりません。
まぁ同じチームですからトラブルがあればすぐ返品されると思いますけど。
ハイサイクルは本当に奥が深くて大変勉強になりました。
自分のゲームスタイルには合わないのでハイサイクルカスタムは試したことがありませんでしたが、チャレンジの機会をくださったメンバーに感謝したいと思います。
2011年09月21日
M655SOX ハイサイクルカスタム
我がチームの古参隊員より銃の修理&カスタムの依頼がありました。
数年前にも修理したM655 SOXです。
修理内容は「引き金をひいても撃てない」というもの。
前の修理の時は外観はなんでもなかったのに、HOPチャンバーだけが折れてました。(謎
今回も持ち帰って分解してみたらストック内に何か入っていて配線が抜けない。
少々力任せに棒で押し出すと靴下が飛び出してきて、思わずよけちゃいました。(笑)
確か前にもハンドガードに粘土が詰まっていて焦ったんですけど、何のための靴下なのか理解に苦しみます。
配線はFET仕様で、確か自分が部品代だけでやったはずだけど、全く記憶にございません。
FET配線単体でバッテリーからモーターへ通電させても導通が無く、FETの被覆をバラしてみたらソース端子が折れてました。(汗)
このFET回路はオクで購入したものだったんで、今回は自作FETへ換装して動作確認できました。
もうひとつは依頼のカスタムとは、ハイサイクル化とショートトリガー化。
自分はあまりハイサイクルには詳しくないんですが、大先輩からの依頼とあればもちろんやらせていただきます!
既にリポ11.1vでドライブさせてるそうなんですけど、まだ不満だとか・・・。
今まで普通に使えたのはFETのお陰だったんでしょうねぇ。
よって11.1v使用前提の耐久仕様という方向で進めます。
まずはピストンですが最強との噂のSHS製全金属歯タイプへ換装。
ピストンクラッシュ防止で後ろから2番目の歯だけ削り取ってあります。
ピストンヘッドはノーマル流用で、気休め程度に吸気穴加工。
ピストンヘッド側へ緩衝材を取り付けるのは、施工性の問題だけです。
見た目に厚みがありますが、山型に切り出した緩衝材は先端から潰れてピストンを減速させてゆき、根元では緩衝材の幅が増えてゆっくりとピストンを停止させてくれます。
ピストンの停止位置も強いバネで緩衝材が潰れてちょうどいい具合でピストン前進停止位置になります。
結果から言うと、セクターギヤ引き始めの5枚分カットの位置で、オーバーランしないでセミオートが1発でカットされました。
マルイHC用よりも少し早めにカットオフされる仕様となり、場合よっては初弾がPSG-1のようにウィとだけなる場合があります。
初速の調整などでセクターカットをさせる場合はピストン引き終わりのギヤをカットするのがいいかも。
詳細なテストは出来てませんが、M120~130あたりのバネで初速が釣り合うんじゃないかと思います。
これでセクターカットの枚数と位置はほぼ決定しました。
相変わらず説明が下手で申し訳ないですが、続きはまた次回へ。
正直、あまり経験の無いハイサイクルカスタムですので、ながーい目で引き続きお付き合いください。
2011年09月07日
M4系ボルトストップ 補修編
もう長いこと使っているウチのM4。
気付いたらオリジナルのパーツが無いかも。
少し前の定例ゲームでボルトストップのパーツが脱落してしまったまま放置してました。
ボルトキャッチレバーが動作しないだけで、普通に撃ててマガジンが空になれば止まります。
せっかくのボルトストップ機構なので修理します。
ただ修理したのではまた破損する恐れもあるので、形状を工夫してみました。
で結果がこれ。
ピンボケでサーセン。
先端が曲げてあるのは摩擦を減らす為の形状です。
念押しに日野グリスをちょっと塗布。
給弾パーツのブレッドセンサー(勝手に命名w)で給弾と撃発停止を操作する部分。
部品同士の面接着だったので、取れても仕方が無いと割り切って動作確認を優先した結果です。
SUS板で新造した今度のパーツはレバー側の部品を挟む構造とし、さらに接着しときました。
もし次壊れるとしたら別の部分でしょうなww
BB弾で押し上げられたブレッドセンサーがマイクロスイッチを押す仕組みで、逆に裏から押すことでBB弾を停止させたりします。
マガジンチェンジしてボルトキャッチレバーを叩くとブレッドセンサーが開放されてBB弾が「ジャッ」と給弾されます。
そしてまたマガジンを撃ち尽くすとブレッドセンサーが前進し、裏側をボルトキャッチのパーツで押されて給弾停止&FET信号カット・・・この繰り返し。
なんといっても機械式なんで、電圧などの影響を受けないので確実なのです。
あとはマガジンのほうのマガジンフォロアを専用品に替えるだけ。
マガジンのスプリングの助けで動作するので、スプリングにヘタリが無いのが条件ですが・・・。