2011年11月06日
アレっぽいAKMS
最近、出番の機会が無かったAKMSをメンテしてみました。
ただメンテするなら記事にもならないんで、ちょっとパーツも見直してみようかなと。
用意したのが最近のお気に入りのSHSパーツたち。
AK用ノズル(LONG)、M100SP、18:1ギヤを「秋田の武器商人」さんで入手しました。
現状のAKMSにはシステマ製ヘリカルギヤのトルクアップタイプで、特に不満も無かったんですがサイクルを普通に戻す為にSHSの18:1に変更。
擬似ブローバックの為のアルミピストンはそのまま使います。
VFC製フルサイズシリンダーは中央に穴を設けて容量を落として、バレルを純正455㎜から229㎜に。
メインSPは同じくSHSのM100として、なんとなくアレみたいなセッティング。
アレを作ってる訳じゃ無いんですけど、アレじゃ無いです。
そして今回のもう一つの主役がSHS製アルミノズル。
こいつを素材に例のVノズルを実験してみます。
で、出来上がったのがこちら。
これまでのV断面に加えて、ノズル上面を金属パテで塞いでます。
エア噴出部に向けて裏側を斜めに「絞る」ように加工。
BB弾の下に吐出エアを集中させてバックスピンの手助けを狙ってます。
ノズルの回転止めに使っているのはゼムクリップを延ばして接着しただけ。
HOPが掛かったBB弾はバレル内の上面を走る傾向にあるようで、ノズル下端から吐出したエアはBB弾を押しながら、一部はBB弾の下を抜けやすいんじゃないか、という私の妄想です。
アングス6.1バレルではルーズバレルなのに初速が上がり驚いた記憶があります。
マルイ純正と比べてアングス6.1やツイストバレルくらいの適度な「エア抜け」があると、追い抜いたエアがBB弾が受ける空気抵抗によるバックスピンの低下を軽減する・・・みたいな。
銃口付近を少ない空気抵抗で発射されたBB弾は強いバックスピンを維持できて、数十メートル先でその違いが出るはずです。
マルイ純正バレルではその効果も期待できませんが、今後の実験によってはこのAKMSがまた面白くなるんじゃないかと期待してます。
さてAKMSの実射は、ギヤの交換でセミの切れが良くなって、擬似ブローバックもガスブロみたいにガッガッといってます。
ゴム紐を半割りにしてパッキンに接着したCHS-2型はこれまで少々弾道に不安定さがありましたが、以前よりも少し伸びが出てより素直になった印象。
V型のノズル形状がBB弾をバレル(パッキン保持位置)中央で運んでくれたおかげでしょう。
フルオートでも弾道が乱れず集弾するようになり、VノズルがCHS-2の集弾性を補うようになりました。
Vノズルについては一定の効果を確認できました。
初速は適正HOPで0.28g 78m/s~80m/sでした。
それぞれのパーツが役割を分担して仕事をさせることで、さらに性能を引き出せる可能性がまだありそうです。
CHS&ノズルチューン&ルーズバレルに軽い初速調整、素人カスタムの非パワーアップ系カスタムをもっと掘り下げてみると面白そうですね。