2014年10月05日
ChinaATV エンジン 1
ChinaATVファンの皆さん、こんばんわ。
足周りなども満足のいく状態まで仕上がってきました。
ChinaATVの鬼門でもあるエンジン内部を着手することにします。
ChinaATVはカブ系エンジンのコピーということですが、色々な年代や仕様がゴチャマゼらしくホンダ純正部品が流用できる部分とそうでない分が混在しているようです。
今回はパワーの要となるシリンダーヘッドを改修するために、ヘッドを取り外してみました。
持ち帰ってきたChinaATVヘッド。
大した特殊工具もありませんが、まぁなんとかなるでしょう。
カムシャフトは反対側から押して抜き出し、バルブはバルブSPコンプレッサーの代わりに100均で買ったFクランプにガラクタ部品を挟んでバルブコッターを外しました。
まだ試走程度ですが、既に燃焼室にはカーボンが少々堆積しています。
インテークポートを覗くと鋳造の肌のままで、奥にいくにつれてなぜか広くなってました。
エキゾースト側は真っ黒でよく分かりませんが、まぁインテーク側と似たようなもんでしょう。
堆積したカーボンは塗料剥離スプレーに歯ブラシで落として、ガスケットリムーバーで洗浄。
吸、排気ポートをエポキシパテ「GM-8300」で成型し直してリューターで削り落とし、ポート加工を施しました。
さらに吸気側には実験的にディンプル加工を施してみました。
これは気化した燃料が静電気によって吸気経路の内壁に付着して液化しないように、細かい乱流を起こして再気化させるためのものです。
そしてお次は、4サイクルエンジンのパワーの要とも言えるカムシャフトを取り替えます。
To be continue…