2010年08月22日

WA1911 HOP 改修計画 その2

前回は少し端折ってしまった部分あったので、まずは組み込みについての追記と試射レポを。

前回にもありました二つのパッキンですが、今回は悪の根源と思われるホップラバーを廃止とします。
ラバーチャンバーはインナーバレルのマガジン側に被せてあるパッキンですが、煮たり焼いたりはいたしません。
弾ポロが怖いのと流速チューンの効果を期待して、あえてそのままに。
このラバーチャンバーの上にCHSパッキンを貼り付けて、そこへ新しいインナーバレルを差し込んで使うアイディアです。

まずは外径8㎜のインナーバレルですが、ハンドガンではポピュラーなサイズらしくて、探すといろいろとありました。
そのなかでもKSC M1911A1のものは長さも同じ109㎜といい感じ。
もうひとつ肝心な部分がHOP窓の形状ですが、KSCの切り欠かれたHOP窓形状も必要最小限でちょうどいいサイズ。
逆にKSCのものでは古いタイプでないと側面に余計な切り欠きなどがあって使えそうにありませんでした。
これはもう使うしかありませんね。

M1911A1のノーマルバレルを探すのが面倒っぽいので、今回はKM企画製TNコートバレルを奢りました。
HOP窓側は約1.5㎜ほど金属ヤスリでテーパー部を削り落として長さを調整しました。
WA1911 HOP 改修計画 その2

取付手順は下記の通り。
・CHSパッキンをM1911A1インナーのHOP窓に合わせて切り出しておきます。
※今回は長さ3㎜、幅3㎜で切り出しました
WA1911 HOP 改修計画 その2

・ノーマルバレル他を取り出します。 今回はもう使わないパーツです。
WA1911 HOP 改修計画 その2

・ラバーチャンバーへあらかじめ切り出しておいたCHSパッキンを接着します。
 斜めに接着しないよう注意しながら作業します。
WA1911 HOP 改修計画 その2

・気密確保とCHS中心の回転止めの為、ラバーパッキンとインナーバレルを接着しちゃいましょう。
 さらに0.5㎜プラ板をバレルと直交方向に張ってCHSパッキンの突き出し量を補正します。
 HOPパッキンの垂直を十分に確認しながらの慎重に作業します。
※接着する前ににインナーバレルの脱脂をしっかりしておきましょう。
WA1911 HOP 改修計画 その2

・樹脂パーツを接着しながら組み立てて完成です。
※接着してしまうので、アウターチャンバーの組み忘れにご注意ください。
WA1911 HOP 改修計画 その2 


そして試射の結果です。
あまり時間が無かったので、1マガジンまで撃てませんでしたが…こ、これは!
WA WILSON COMBAT SPRINGFIELD仕様(?)の弾道が見違えるように素直な伸びのある弾道に生まれ変わりました。
どことなくマルイガスブロっぽい弾道で、リコイルはマグナという面白銃に。
WA1911 HOP 改修計画 その2
ラバーチャンバー+CHSパッキン+0.5㎜プラ板の組み合わせだと、0.25gが最適らしく、40mはフラットに飛びます。
射撃の下手な自分でも15mほどの距離だとA4サイズに納まる程度は集弾してました。
主に野戦使用を前提してるので結構満足な結果ですね。

これでマルイのガスハンドガンと対等になれたんじゃないかなぁと。
今度は実戦投入で耐久性や信頼性をテストしてきます。

  





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Posted by comosoldier  at 01:44 │Comments(0)銃器系

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