2011年11月21日
M14を衝動買い
猛烈な貧困の最中で、マルイM14の中古を入手してしまいました。
なんか今年はこんな買い物の仕方ばっかりですが、もう買ってしまえばコッチのもんです。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

コンディションはまぁまぁという感じで、某ショップでチューンしてもらったというシロモノだとか。
届いてから少し試射をして感じたのがギヤの音がちょっと大きいことと弾ポロ。
おまけにHOPの効きも悪くて、既存のHOP調整ダイヤルではHOPが押しきれていない様子。
弾ポロは発売当初からささやかれておりましたが自分の個体はとくに芳しくないので、ここも改修を要するようです。
とりあえず既存HOPパッキンをCHS化。(いつもの作業なので工程は割愛)
HOPの効きの悪さはHOPダイヤルが当たるリンクパーツにアルミ板を接着することで対応してみました。
HOPダイヤルのネジ先端が当たる部分は窪ませてネジが逃げないように加工してあります。


CHSにしてから後日にまた少し試射してきました。
CHSで弾ポロは解消しました。
しかしCHSの割りに弾道があまり延びない(といっても普通の40mくらいは飛んでる)ので初速を計測すると0.28gで概ね50m/sで、やや数値の偏差が大き目。
HOPパッキンの気密漏れが原因と予測されるので、ノズルを含めて見直しが必要なようです。
少し前に知人の某ショップチューンされたM14を撃たせてもらいましたが、ギヤもしっかり調整されていて関心してしまいました。
ギヤ音についてもそのくらいまでは調整できるはずなので、向学の為にもギヤ音の原因も調べてみます。
いよいよVer7メカボをバラします。
補器パーツを取外して、やっとメカボ本体を開けることができるようになります。
この複雑なVer7の仕組みにはマルイさんの設計の苦労が垣間見えますね。
特徴的なノズルとチャンバーの構成も分解してみて理解できました。
細かいところではメカボ固定ビスがミリネジになっていて、マルイの本気を感じる部分ですね。



モーターを切り離してモーターホルダーを見ると、ピニオンがモーターホルダーに当っていた形跡がありました。
モーターのピニオンギヤ側がモーターホルダーのなかで上下左右にそれぞれコンマ数ミリ程の遊びがあって、モーター回転時にベベルギヤに押される格好でホルダーに当っていたようです。
セオリー通りにモーター位置、ベベル位置と下から順番に調整してゆきます。


モーターホルダーにはSUS0.5㎜板をアルミテープで張りつけて、ガタが無く少しモーターが中で回る程度に調整。
ベベルと連動するスパーの両方を、スムーズにセクターまで回るようにシムも調整。
ギヤ音の確認の為にメカボを組み立ての空撃ち。
Ver7ではスイッチからカットオフレバーまで外付けで、カットオフレバーはセクターギヤを少し回さないと入り難いのでモーターを組む前に穴からカムの位置を確認すると後の作業がスムースです。
動作させながらモーター位置を調整してゆくと極端にギヤ音が小さくなる位置がありました。 これだ!
M14ってベベルの位置が合うと驚くほどギヤ音が消えるんですね。(驚
そして今度はノズルからチャンバーの気密漏れ対策。
メカボックスが斜めに配置されるVer7メカボはノズル先端にも角度がついています。
チャンバーから手でBB弾を落とすとそのままバレルから弾が転がり出てきました。
これでは給弾された弾はそのまま転がり出るわけです。
ノズルはチャンバーに斜め下から入る為にチャンバーのノズル入口部分が縦長なっていました。
チャンバー内のHOPパッキン給弾側も広くなっているようで、他のチャンバーのようにHOPパッキンがチャンバー内で窄まるようにならず、BB弾がそのまま転がり落ちるのが原因のようです。
私的には既存電動HOPパッキンを流用するよりも専用HOPパッキンか若しくはガスブロ用HOPパッキンを使ったほうが良かったように思われます。
今回はSHS製M14用アルミノズルを改造して、BB弾を深く中央へ送り込む為に先端形状を加工。
まぁ大した加工でも無いんですがAKMSとかでもそれなりに集弾するようになったので味をしめてまたやっちゃいました。(笑)
M14ノーマルノズルと長さを比べると、2㎜以上SHSのほうが長く作られています。
おそらくSHSは中華系M14のカスタムパーツとして作られているようで、マルイM14にはだいぶ長い感じ。



SHS製ノズルの長さを1㎜ほど詰めて、ノズル下側はBB弾をバレル中央へ送り込み、装弾の邪魔をしない形状。
さらにノズル先端のテーパー角度を全体的に急勾配にしてHOPパッキンとの気密確保を狙っています。
加工されたノズルは純正と比べてもまだ1.5㎜程長いですが、給弾には問題がありませんでした。




そして分解の工程で気になっていたのが既存のFET配線。
モーター直下のストックの一番狭い配線ルートにFETを配置しており、信号線もセロテープでモーターに留めてました。
さらにそこへミニコネクターをつけているので、FET配線へのストレスも増えるし、モーター端子も外れやすくなります。
せっかく配線が全部露出した構造なので、面倒ですがFETを作り直しました。
信号線にコネクターを設けたのでFET配線ごと切り離せます。
セミフル切り替えなのにMINIMIみたいな配線になって、メンテ性も良好になりました。
ストック脱着時に邪魔な配線はモーターホルダーにインシュロックで固定すると作業が快適です。



ちょっと長くなりすぎてしまったんで、続きはまた次回へ。
自粛期間中は、こんなもの作ってました。 その2
自粛期間中は、こんなもの作ってました
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とても内容の濃い記事で
勉強になります φ(・-・)フムフム
M14はお気に入りのエアガンなので
今後の記事にも興味津々です
自分は銃については疎いのですが、感心させられることしきりです。
14ですかぁ、カッコ良い銃ですよね。
自分も近いうちに触れられる機会があるので、楽しく読ませてもらいました。
これからも期待しています、頑張ってください
そういえばyhio783さんいっぱいM14持ってますよね。
こちらこそご指導をお願いします。m(_ _)m
>勉強になります
しかしもう皆さん、M14を極めた方が大勢おりますからね。
昔から自分は勉強が遅いもんで(笑
これからもヨロシクです。