2010年08月21日
WA1911 HOP 改修計画 その1
コウチャンパパさんやサラリーマンスミスさんからアイディアを参考にマルイM92FのHOPをCHSで魔改造した結果、期待以上の成果がありました。
マルイ製のGBBハンドガンの特徴といえば命中精度、飛距離、動作性と機械的に高性能なところですね。
逆にWA製ハンドガンなどはマグナブローバックという完成された構造を持ちながら、独特なHOP構造で損をしているように思います。
今回はSCW以前の「Rタイプ」のHOP構造を根本的に見直してみよう、というのが今回の目的です。
今回の生贄はWA WILSON COMBAT UltimateEditionがベースのSPINGFIELD仕様です。(?
もう10年も前の銃ですが、マグナブローバックとRマガジンの完成形となった1丁です。
HOP形状などはもはや説明の必要もなく、保持用のパッキンとHOPの位置が離れた形状。
これから2ヶ所のパッキンは、ホップラバーパッキンとラバーチャンバーパッキンと呼びます。(間違っていたらゴメンナサイ)
最近は他社のチャンバーパッキンのほとんどがHOPとBB弾保持を兼ねた形状ですが、離れた位置に別々の配置になっています。
このインナーバレル自体にも同様の加工がされているので、これをなんとかするにもどうしようもありません。
樹脂パーツとの接合部は全て外径8㎜、単刀直入に言うとここが今回のミソです。
要するにバレルとHOPを替えちゃえばいいんじゃない?と。
用意したのはKM企画製「KSC M1911A1」用TNバレル(109㎜)とマルイHOPチャンバーパッキンから切り出した凸型部分。
外径は8㎜で、長さはM1911A1用のが2㎜長いだけです。
また純正では必要以上にチャンバー側にテーパーが付けられています。
これではバレル入口で暴れたBB弾が不規則な動きが出る恐れもあり、付いてる意味が分かりません。
純正インナーと純正HOP関連部品はここでサヨナラとなります。
それでは早速作業に移りましょう。
まずはWAラバーチャンバーパッキンの裏へ、長さ3㎜に切り出した凸型部分を瞬間接着剤で貼り付けます。
次にTNバレルのチャンバー側に内テーパーついているので、ヤスリで削り落とします。
これで長さもほとんど同じになりました。
素材がニッケルですので、真鍮に比べれば削るのも楽ですねぇ。
WA付属のバレル固定パーツは、内径はいっしょなので、同じ位置へ 組み立てながら 瞬間接着剤で接着してゆきます。
アルミテープを巻いているのは、インナーバレルのブレ止めのおまじない。
最後に上下を確認しながらラバーチャンバーパッキンとTNバレルを接着して、パッキン上端に0.5㎜プラ板をチョンと瞬間接着剤で固定してから組み立てれば完成です。
このプラ板はバレルに直交して取り付けることでバネのようなテンションを掛けて、BB弾の直径の変化に対応したらいいな、という気休めです。
組み立てて、インナーバレルをを覗くと見慣れたHOP形状。
オラなんだかワクワクしてきたゾ!(猿
どれも難しい作業でもないので、他社のチャンバーへも応用できるかも。
次回には試射レポートをアップできると思います。