2010年02月17日

対人榴弾(笑)

最近は中華製のグレネードランチャーのカートも充実していて、ダミータイプから樹脂製の廉価版まで様々です。
しかし実際にゲームでの使用を考えるとグレネードというよりは散弾という感じで、自分を含めてゲーマーが求めている雰囲気がちょっと違うような気がします。
CAWさんからモスカートスラグが出た時にこれで何か作れないかと、数年前に押入工廠が弾頭を試作したものを見て頂きたいと思います。

それがこちら。
対人榴弾(笑) 対人榴弾(笑) 

もう既に何がやりたかったかお分かりですよね。
弾頭が飛んでいった先でBB弾を撒き散らす榴弾っぽいモノです。(笑

重さは約70gで、モスカートスラグで発射可能。
BB弾は内蔵されたバネで飛散されます。
フィールドテストでは発射した先はたまたま泥の上(´д`)でしたが、ちゃんとBB弾を吐き出してました。

構造は弾道先端が地面などに当たって押されると、ボールベアリングのロックが解除されて内蔵されたバネで弾頭脚部が切り離されます。
対人榴弾(笑) 対人榴弾(笑) 対人榴弾(笑) 

弾頭脚部は、バネで圧縮されたBB弾を収納する発射装置を固定する役目をしており、弾頭脚部が切り離されたと同時に発射装置が扇状に展開されて、BB弾を開放するようになってます。
対人榴弾(笑) 対人榴弾(笑) 対人榴弾(笑) 

BB弾の装填は専用のローダー(笑)で、1箇所づつBB弾を押し込んでシアを折りたたみながら立てます。
これでシアの広がる力で扇状に展開する仕組みで、あとは弾頭脚部へカチッと音がするまで押し込んでからローダーを外して準備完了。
弾頭部から落下させない限りは安全な状態です。
対人榴弾(笑) 対人榴弾(笑) 対人榴弾(笑) 対人榴弾(笑)

着弾地点から半径3m程度がおおよそのキルゾーンですが、それには紳士的な自己申告も必要条件だったりもします。(笑
あとは個々の発射装置のシア形状などをもっと高精度で製作できれば、バネの強度を上げたりできるんですが、素人工作では限界を感じる部分があります。

一応は弾頭先端をウレタンスポンジで作り、万が一の事故対策もしております。
火薬や高圧ガスを充填したモノを発射しなくても構造的にBB弾を飛散させられるので、火災などの危険性は低く、壊れない限り再使用可能です。

実際に撃ってみると、さすがに70gもあると仰角をつけて発射しても134aでは10~13m程度が射程限界。
やっぱりもっと飛距離が欲しいので、中華仕様のガスでの可能性や更なる軽量化など試したい課題も残ります。
材厚を調整すれば樹脂でも十分作れるんで、どっかでプラモデルにしてくれないかなぁ。(笑
とにかく今は押入工廠のベクトルが別に向いているので、もうしばらく押入で眠ってもらうようです。
           





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Posted by comosoldier  at 23:52 │Comments(0)銃器系

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