2011年09月24日
M655SOX ハイサイクルカスタム その2
昨晩もUPできず墜ちてしまいました。
前回はオーバーラン対策でのセクターカットが確認できました。
本番に使用するギヤはSHS1:16のギヤセットで、セクターギヤはもちろん引き始め側を5枚カット。
M130スプリングを使う予定ですが初速超過が心配なので、写真撮影後に引き終わり(開放側)側も歯を1枚落としときました。
軸受けも耐久性優先でSHSオイルレスメタルに変更。
頑丈なSHS製パーツ群はなかなかオススメであります。
タペットプレートはライラックスにセクターチップの組み合わせ。
しかしこのタペットプレート、樹脂成型が悪いのかあきらかにノズル保持部の角度が内側に曲がっている。
このまま使用したら間違いなく気密漏れして初速がメチャクチャになる予感。
仕方が無いのでガスコンロで遠火で炙って修正しました。
モーターはG&P M120を使います。
もっといいモーターもあるんでしょうけど、価格と性能のバランスが一番よかったんで。
ついでにグリップもG&Pに取り替えたので、ほんの少し精悍になったかも?
ピニオンギヤは信頼のマルイ純正に交換済み。
もう一つのリクエストであったトリガーのショートストローク化。
カットオフの都合で完璧なショートストロークは断念しましたが、通電を早める方向で加工しました。
トリガー先端部分と、スライドスイッチが後退した時に当たるメカボ側にもアルミ板1㎜を貼ってあります。
これでスライド接点が全体的に前に配置されるので、引き金を引いてから通電するまでの距離が短くなりました。
トリガーストロークは変わりませんが、導通するタイミングが早くなり、初弾で狙うには有効だと思います。
そんでもって最後はチャンバーパッキンをCHS化。
VFCクリアチャンバーは以前の修理の際に採用したもの。
インナーバレルはマルイ純正のまま、HOP窓を面取り加工しました。
ストレスの多いハイサイクルカスタムですので、どちらかと言えば少しでも部品の負担軽減のが目的です。
CHSは簡単に飛距離アップを期待できる有効チューンだと確信してます。
連休の合間で試射。
初速は130%スプリングをセクター歯を計6枚カットで最高でも79m/sくらい。
セミオートでの「切れ」はトリガー周りをいじったせいもあってか、ビシッというクセになりそうなシアみたいな切れ味。
弾道もCHSのフラット弾道で、思ってたよりずっと使えるセミオートでした。
そんでもってお次はフルオート射撃。
ヒャッハー!レーザーだぜ!!
とはいきませんけど、引き金を引くとドバッとBB弾が束で飛んでゆく感じは銃を向けられる人は恐怖ですね。
飛距離は45m以上は飛んでるかな?という感じ。
敵に塩を送るというか、これはもしかしたらイヤなモノを作ってしまったかも。
気になるサイクルは最高で27発/秒でしたが、数字の振れ幅が大きいのはバッテリーのせいか?
このM655SOXは今度の定例で引渡しで実戦配備となります。
長いメンテサイクルを目指しましたがどのくらいもつかは分かりません。
まぁ同じチームですからトラブルがあればすぐ返品されると思いますけど。
ハイサイクルは本当に奥が深くて大変勉強になりました。
自分のゲームスタイルには合わないのでハイサイクルカスタムは試したことがありませんでしたが、チャレンジの機会をくださったメンバーに感謝したいと思います。
2011年09月21日
M655SOX ハイサイクルカスタム
我がチームの古参隊員より銃の修理&カスタムの依頼がありました。
数年前にも修理したM655 SOXです。
修理内容は「引き金をひいても撃てない」というもの。
前の修理の時は外観はなんでもなかったのに、HOPチャンバーだけが折れてました。(謎
今回も持ち帰って分解してみたらストック内に何か入っていて配線が抜けない。
少々力任せに棒で押し出すと靴下が飛び出してきて、思わずよけちゃいました。(笑)
確か前にもハンドガードに粘土が詰まっていて焦ったんですけど、何のための靴下なのか理解に苦しみます。
配線はFET仕様で、確か自分が部品代だけでやったはずだけど、全く記憶にございません。
FET配線単体でバッテリーからモーターへ通電させても導通が無く、FETの被覆をバラしてみたらソース端子が折れてました。(汗)
このFET回路はオクで購入したものだったんで、今回は自作FETへ換装して動作確認できました。
もうひとつは依頼のカスタムとは、ハイサイクル化とショートトリガー化。
自分はあまりハイサイクルには詳しくないんですが、大先輩からの依頼とあればもちろんやらせていただきます!
既にリポ11.1vでドライブさせてるそうなんですけど、まだ不満だとか・・・。
今まで普通に使えたのはFETのお陰だったんでしょうねぇ。
よって11.1v使用前提の耐久仕様という方向で進めます。
まずはピストンですが最強との噂のSHS製全金属歯タイプへ換装。
ピストンクラッシュ防止で後ろから2番目の歯だけ削り取ってあります。
ピストンヘッドはノーマル流用で、気休め程度に吸気穴加工。
ピストンヘッド側へ緩衝材を取り付けるのは、施工性の問題だけです。
見た目に厚みがありますが、山型に切り出した緩衝材は先端から潰れてピストンを減速させてゆき、根元では緩衝材の幅が増えてゆっくりとピストンを停止させてくれます。
ピストンの停止位置も強いバネで緩衝材が潰れてちょうどいい具合でピストン前進停止位置になります。
結果から言うと、セクターギヤ引き始めの5枚分カットの位置で、オーバーランしないでセミオートが1発でカットされました。
マルイHC用よりも少し早めにカットオフされる仕様となり、場合よっては初弾がPSG-1のようにウィとだけなる場合があります。
初速の調整などでセクターカットをさせる場合はピストン引き終わりのギヤをカットするのがいいかも。
詳細なテストは出来てませんが、M120~130あたりのバネで初速が釣り合うんじゃないかと思います。
これでセクターカットの枚数と位置はほぼ決定しました。
相変わらず説明が下手で申し訳ないですが、続きはまた次回へ。
正直、あまり経験の無いハイサイクルカスタムですので、ながーい目で引き続きお付き合いください。
2011年09月07日
M4系ボルトストップ 補修編
もう長いこと使っているウチのM4。
気付いたらオリジナルのパーツが無いかも。
少し前の定例ゲームでボルトストップのパーツが脱落してしまったまま放置してました。
ボルトキャッチレバーが動作しないだけで、普通に撃ててマガジンが空になれば止まります。
せっかくのボルトストップ機構なので修理します。
ただ修理したのではまた破損する恐れもあるので、形状を工夫してみました。
で結果がこれ。
ピンボケでサーセン。
先端が曲げてあるのは摩擦を減らす為の形状です。
念押しに日野グリスをちょっと塗布。
給弾パーツのブレッドセンサー(勝手に命名w)で給弾と撃発停止を操作する部分。
部品同士の面接着だったので、取れても仕方が無いと割り切って動作確認を優先した結果です。
SUS板で新造した今度のパーツはレバー側の部品を挟む構造とし、さらに接着しときました。
もし次壊れるとしたら別の部分でしょうなww
BB弾で押し上げられたブレッドセンサーがマイクロスイッチを押す仕組みで、逆に裏から押すことでBB弾を停止させたりします。
マガジンチェンジしてボルトキャッチレバーを叩くとブレッドセンサーが開放されてBB弾が「ジャッ」と給弾されます。
そしてまたマガジンを撃ち尽くすとブレッドセンサーが前進し、裏側をボルトキャッチのパーツで押されて給弾停止&FET信号カット・・・この繰り返し。
なんといっても機械式なんで、電圧などの影響を受けないので確実なのです。
あとはマガジンのほうのマガジンフォロアを専用品に替えるだけ。
マガジンのスプリングの助けで動作するので、スプリングにヘタリが無いのが条件ですが・・・。
2011年08月14日
AGM M4のオーバーホール その2
いやぁ暑いっすねぇ。
全裸でも暑いので、これ以上どうにもできません。
さて、正気に戻って前回の続きでAGM M4です。
全裸でも暑いので、これ以上どうにもできません。
さて、正気に戻って前回の続きでAGM M4です。
前回からの続きで初速対策、インナーバレルも交換します。
取替えたバレルはマルイ純正229㎜のマズルにテーパー加工を施したもの。
今のバレルより3/2ほど短いバレルになります。
AGM M4、というか長物ガスブロは、吐出エア圧、量が多いのでショートバレル化による初速調整はちょっと期待薄。
HOPパッキンもKM企画スーパーヒットチャンバー改をベースとしたCHS-2型へ換装します。
マルイパッキンで稀に発生するトラブルでBB弾がパッキンのリップ部を巻き込む現象があり、ガスブローバックのようなBB弾をすくい上げるような給弾方式ではしばしばこの現象が発生します。
このAGMの個体でも同様の症状があったようで、CHSパッキンにもその形跡がありました。
スーパーヒットキャンバーパッキンはこのトラブルを防ぐ独特のリップ形状と高い耐久性で、とても良く考えられたパッキンだと思います。
せっかくバラしたので、プライムコピーのマルイバレル対応チャンバーの簡単な組立手順を載せておきます。
まずはパッキンを取り付けたバレルをチャンバー本体に取り付けます。
チャンバー内側へシリコンスプレーをうっすらと吹くとヌルっと入ります。
あまりヒネりながら入れるとパッキンがネジれて、弾道が変化球になるので真っ直ぐ入れるよう心掛けてください。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、画像の状態でHOP窓が上の状態。
バレル固定金具は下から差し込んでネジ止めしますが、表裏があるのでご注意。
HOPレバーは一番最後の取り付けが楽かも。
そして付属のイモネジは画像の向きで締められるように入れてください。
このイモネジを締めることで、あとからバレルに挿入するHOP調整パーツを押し下げてレバーをコントロールさせます。
イモネジを締めるとHOPが緩めるほうに動きます。
HOP調整用パーツはバレルを前後するので、動きが悪いときは#400程度穂の耐水ペーパーなので内側を磨いてみてください。
HOP押しゴムを入れてHOP調整レバーを取り付ければチャンバー本体の完成。
アッパーレシーバーの切り欠きに合わせてチャンバーを挿入して、付属のスプリングを通してからアウターバレルの取り付け。
あとは分解した逆の手順で組み立てて作業は終了です。
後日試射してみたところCHS特有の伸びのある弾道で、特にガスガンにはCHSが相性が良好なのを実感。
ブローバックも「バキッバキッ」とハンドガン並みのスピードに。
飛距離も自分の持っている電動ガンCHS仕様と遜色ないので、弾幕戦に巻き込まれないようすれば勝ち目はあるでしょう。
初速はこの気温で80m/s台後半で安定してますが、ゲーム時はもっと落ちる予感。
まぁ初速が低下した時こそCHSの本領発揮ですから無駄弾だけを注意すればいいでしょう。
ローディングノズル後端の割れは結局、ノズルガイドというノズルの脱落防止の側面に差し込むパーツとノズル後端部分が激しく当たるせいで割れていたようです。
また割れたローディングノズルは今は無き(?)ELEMENT製で、この後端部分の厚みが薄いのも原因だったようです。
長さの違いはこの辺りに理由があったんでしょうね。
次回の定例に向けて電動M4から実EOTechをもぎ取ってAGM M4へ載せてます。
時代の流れより遥か海の底にいるAGM M4押入工廠カスタムですが、撃ち味はもちろん、この野暮ったさもお気に入りです。
そういえば前回のブログからフォントサイズを大きくしてみました。
「字が小さくて読みにくい」との意見があったんですが、どうすか?
2011年08月12日
AGM M4のオーバーホール
ここのところ、忘れかけていた強い日差しが戻ってきてしまいました。
夏といえばガスブローバックを使わねば!ということでAGM M4を引っ張り出してきました。
夏といえばガスブローバックを使わねば!ということでAGM M4を引っ張り出してきました。
電動ガンとは違った楽しさのガスブローバック、やっぱりボルトをガチャガチャと動かして遊びたくなりますね。
さっそく今度のゲームに持参すべく初速を測ろうとするとなんと弾ポロ発生!
CHSを搭載してから弾ポロが改善できていたので、エンジンは負圧からマ○ナ方式へ変更済み。
フローティングバルブも完全閉鎖できるよう加工し、ブローバック側にガスを効率よく送れるによう狙ってます。
ボルトの後退速度が早ければガスカットも早くなるので、ゲーム用に夏場も軽いボルトキャリアで反動よりキレ重視の構成です。
原因究明の為、ボルトからエンジン部を抜き取るとローディングノズル後端が割れてました。 orz
知らず知らずの内にローディングノズルに疲労あ溜まってたのでしょうか?
またCHSもゴムにヘタリが出ているかもしれません。
ヘコんでいても仕方ないので、ここは消耗品と割り切って爆安中華パーツからAABB製ローディングノズルを購入。
さっそく検品すると、まずバリがすごい・・・。
そして微妙に全長が長いw、中身も確認するとフローティングバルブが変形してるし。
久々の大陸の香りが逆に創作意欲をかきたててくれます。
安かったんで文句を言わず(言ってるけど)、バリ取りとボルト先端側を1㎜ほどを削ります。
フローティングバルブもこれまで使っていたものよりも1㎜ほど長いので、従来使っていたフローティングバルブを流用。
短いフローティングバルブと、スプリングも強化して、より早くガスルートを切り替えさせて初速超過を防止します。
画像はジャンクスプリングからフローティングバルブに合うスプリングを物色中の図。
AGM M4もそうですがローディングノズルの四角い穴のガスルート部分は、よくローディングノズルが引っ掛かります。
ローディングノズルはこのマガジンのガスルートパッキンを乗り上げて閉鎖状態になります。
ここは#400あたりの耐水ペーパーで徹底的に磨いて面取りしておきましょう。
ボルトが閉鎖寸前で引っかかるような動作不良の予防になります。
ガスブローバックは電動ガンには無い楽しみがありますね。
不安定な要素も多いワケですが、エアガンに動きがあるってのはガスブロならでは。
今回はこの辺までとして、次回はバレル&CHSを着手します。
2011年07月28日
タニオ・コバ ツイストバレル × CHS
先日ご報告したなかでのタニオ・コバ ツイストバレルの右カーブ弾道対策を施してみました。
タニオ・コバ ツイストバレルにはHOP窓側から反時計回りにライフリングのような線条が8本入っております。
HOP窓上から強く押し付けられたBB弾がその溝に乗ったまま発射されると、バックスピンの他に緩く反時計回りの回転も加わる。
その後はバレル内を浮いたような状態で射出されるので、かなり先まで飛んでいってから弾道が右へ曲がるのではないかと・・・。
そんな推測でした。
タニオ・コバ ツイストバレルにはHOP窓側から反時計回りにライフリングのような線条が8本入っております。
HOP窓上から強く押し付けられたBB弾がその溝に乗ったまま発射されると、バックスピンの他に緩く反時計回りの回転も加わる。
その後はバレル内を浮いたような状態で射出されるので、かなり先まで飛んでいってから弾道が右へ曲がるのではないかと・・・。
そんな推測でした。
内容としてはHOP窓直下にあるライフリングのような溝(バレルグループ)を埋める作業。
埋める材料をどうしようかと思案しましたが、結局は瞬間接着剤(ゼリー状)を使用してみます。
硬化後の固さや研磨の都合でも本当はエポキシ系がオススメですが、待つのが面倒で・・・。
よい子の皆さんは決して真似しないでね。
作業工程は、サンドペーパーでバレルグループ(銃身の溝の中)を軽く目荒らししてから脱脂と清掃をします。
そしてツマ楊枝などでバレルグループ内に充填材(今回は瞬間接着剤)を置く様に流し込み、HOP窓下の1~2㎜奥のグループまで施工しました。
次に細く丸い真鍮を傷つけない棒(自分はマルイ純正クリーニングロッドを使用w)にサンドペーパーを巻き付けて、充填材だけを削ります。
サンドペーパーは800番と1200番で仕上げて、自分は奥の手「日野グリス」でさらに磨いて完成です。
仕上がった状態は、ちょうどHOP窓真下にあったバレルグループ1本だけが埋まった状態。
HOPチャンバーに組んでみてHOPを掛けた状態でBB弾を押し込んで仕上がり具合を確かめて、引っかかりやHOP以外の抵抗が無かったんでOKとしました。
まずは初速を再確認してみると、ツイストバレル特有の現象なのか、初速のばらつきが小さくなるんですね。
写真撮影したのだけでも0.5m/s以内に納まっており、もしかするとこの辺も高い集弾に貢献しているのかも。
また、同じ0.28gでなぜか5~6m/sも大幅に初速が上がりました。
これは強HOPによる流速状態なのか、グループが埋まり空気の逃げ道が減ったことに因るのか、はたまたその両方なのか原因は不明です。
某有料フィールドに行ってきたんで、試射レンジにて50m超の試射も。
予想どおりCHSでの強HOPでも右にそれる弾道が無くなりました。
弾道は急激な上昇も無く、レティクル線上を下から上へ沿うような素直さで、今までに無い高い精度が期待できそうです。
飛距離も若干伸びましたが、CHSとしては普通かなと。
そこでHOPパッキンも過去に製作したいくつかを持参して撃ち比べ。
どちらも押しゴムパーツはプラ棒とSUS板0.5㎜で作った逃げの無いソリッド型。
ゴム紐を半割りにしてパッキンに接着したCHS-2は、弾道は伸びますがやはり集弾がいまいち。
CHS-2ではBB弾接触断面が弧であったので、垂直にスピンがかかりにくかったようです。
続いて逆回転を与える部分を幅広にしたCHSで、長さ4㎜、幅2㎜にして接着したタイプへ戻しました。
こちらのほうも初代CHSより伸び、仰角を付けない水平射撃でも50mを超え、さらに奥のネットフェンスの先の茂みまで到達確認できました。
CHS-2より集弾するので50m地点の小さなフライパン(?)くらいの標的に当てることも可能だったので、5~60㎜くらいの集弾率でしょうか。
最後に飛距離重視カスタム(主観)の要点は下記の通り。
・インナーバレルは短めのものが精度の影響が最小限に抑えられるらしい。
・ツイストバレルの初速の安定ぶりは異常。
・ツイストバレルは加工することでより効果が発揮できるようだ。(フルサイズシリンダー推奨)
・HOPパッキンはBB弾との接触面が平らで、ある程度の幅(1.5~2㎜程度)のほうが弾道が安定する。
・押しゴム素材はパッキンを傷つけない材質ならば硬く変形しない材質が望ましい。
・CHSとファイアフライでんでんむしはとっても相性が良い♪
タニオ・コバ ツイストバレルは、引き続きゲームで使用しながらテストを続けます。
2011年07月20日
CHSとインナーバレル
いままでCHSとバレルについては個々に相性を見てましたが、同じ長さのものが揃ったのでSPRで撃ち比べてみました。
飛距離や命中率を測ったわけではなく、あくまで自分の感覚の話ですので読み流してやってください。
飛距離や命中率を測ったわけではなく、あくまで自分の感覚の話ですので読み流してやってください。
CHSは原点回帰してHOPパッキン中央に凸を設けただけのシンプルな形状。
HOP部中央に幅1㎜長さ4㎜に切り出した厚さ0.5㎜のHOPパッキン材を縦長に接着してます。
HOP押しゴムは使わずに、3㎜プラ棒を半割りして3㎜×4㎜×0.5㎜のステンレス板へ接着し、HOPパッキン材を3.5㎜×5㎜で切り出して裏打ちしたものを使ってます。
使用銃はVer2メカボで、外観はメタフレ、DBOYS SPRフロント、使用したBB弾はG&Gバイオ0.28g。
・マルイ純正フルサイズシリンダー(なんちゃってクロスハッチ加工)
・マルイ純正ピストン
・マルイ純正シリンダーヘッドの緩衝材取替
・メーカー不明強化カット済みSP
・無印 超ハイトルクモーターにFET&Li-Po7.2vで駆動
用意できたインナーバレルは、マルイ純正、PDI 6.01RAVEN、タニオ・コバ ツイストバレル、でβスペツナヅ、MP5A4用です。
本当はANGS 6.1バレルも欲しかったんですが、品切れでした。
で、私の主観的な感想から・・・。
まずはPDI RAVEN6.01ですが、今まで使っていたのがこのバレル。
初速は80~82m/sなのでギリギリですね。
CHSによるHOP弾道は銃口からあまり下がらずに40m付近まで伸びてゆき、最後にフワッと浮き上がって50m付近でレティクルの交差した点より上に着弾する感覚。
着弾点は初速によって変わるようで、1~2m/s程度の初速変化によってHOPの掛かり(着弾位置)が変化するように見えます。
無風でセミならばレティクルの縦線を下から上へ沿うような弾道で、予測しやすいが初速変化による上下の変化が激しい。
BB弾や加工精度がシビアすぎて加工素材としては向かないのでそのまま使って効果を期待すべきだと思います。
次世代電動やM14のような箱出しで高初速の銃では、同じバレルの長さで交換すると1Jを超えてしまう場合があるのでご注意を。
次に試したのはマルイ純正で、無加工でこの長さでは試したことがありませんでした。
見た目では初速の違いが分から無い程度でしたが、初速は76m/s~79m/sと下がりました。
弾道は銃口から一旦下がるのかレティクルの下を飛び続けて、50m付近でやっとレティクルの中央に届くといった感じ。
飛距離については社外のコーティングされたバレルのほうが逆回転が掛かり易いせいか、CHSの特徴を伸ばせる要素が少ないように思います。
集弾は50m先ではPDI RAVEN6.01に比べて、レティクルより上下左右に満遍なく散るような感じ。
マズル形状を深テーパーを入れれば少し改善するかもしれません。
最後は噂のタニオ・コバ ツイストバレル。
どちらかと言えばルーズバレルの分類に入るのでしょうか。
ライフリングのような溝がHOP窓下まで彫られていて、全体的コーティング(メッキ?)されています。
初速は74~75m/sと他と比べてとても安定していて、ほとんど1m/s以内に納まりそうです。
弾道を見ていても明らかに初速が遅く感じられますが、ノーマル同程度には伸びてくれました。
弾道自体はとにかく素直の一言、マルイ純正とPDIの中間的なバランスのイメージでなかなか好感触。
しかし「強HOPでは弾道が右に・・・」と取説にもあるように40mあたりから斜め右上へ。
おそらく原因はHOP窓下にまで伸びるライフリングのような溝にBB弾が引っかかり、僅かな右回転が出てしまうように思います。
いっそのこと、ここだけ溝を埋めてしまえば・・・ムフフ。
今回の結果で漠然とですがバレルの選定基準が見え出してきたような気がします。
・内径の小さいバレルでは、バレルそのものやBB弾の精度がモロに弾道に出るが、飛距離が出しやすい。
・内面(特にHOP窓下)がコーティングされたバレルのほうが弾道が延びる傾向にある。(逆回転の効きが良くなる)
・ルーズバレル系をCHS等の長掛けHOPと組み合わせるには、シリンダー容量、初速などに弾道が大きく影響されるので上級者向けとなる傾向にある。
・ツイストバレルは初速が安定し中射程での弾道が良好だったので、加工で化ける可能性がある。(これは妄想)
ファイアフライ でんでんむしの効果でBB弾をバレルの中心から撃ち出せるようになったので、CHSに残る課題は押しゴム形状。
パッキンに接触する部分が固い素材だと調整が厳しくなり、柔らかすぎると逆回転まで弱くなり弾詰まりしやすくなるようです。
これらのバレルを加工してみたりして、引き続き飛距離や集弾の変化を調べてみます。
2011年07月03日
CHSの原点回帰
先日の定例ではSPR ボルトストップ仕様を実戦へ投入しました。
初っ端からM4と同じくボルトキャッチのリンク部が脱落して、撃ちきると止まるだけのSPRになってしまいました。orz
予備銃としてM4も持参しましたが長く重いSPRが楽しかったんで今回は出番無し。
やっぱりAK系とM4系はゲームで使っても使いやすくて手放せませんなぁ。
また今回のもうひとつの実験が原点回帰したCHSの弾道チェック。
その飛距離は水平保持で50mは有効射程で、やや撃ち上げでの射撃では65m先のコンクリート構造物に届く程度でした。
しかしもうひとつの課題である集弾は1mほどで、1撃必殺とは程遠い集弾・・・。
インナーバレルはPDI6.01 229㎜なので、マルイ純正バレルをマズルテーパー加工したりすればもう少し改善されるのではないかと期待してます。
メカボを含めたロアレシーバーはもういじる必要もないので、今後はHOPとバレルに絞った調整でいけそうです。
今回のもうひとつの収穫として仲間のCHSの仕様からヒントを得られました。
飛距離は自分のが若干良かったですが集弾について、60m先でも自分のものより集弾していました。
聞いてみたらパッキン部分はCHS初期の「パッキン上下反転」タイプだとか。
BB弾とHOPパッキンの接触面積は狭いほうが左右のバラツキを抑えるのに有効かもしれません。
これまでの実験では上下反転パッキンだとより強くHOPを掛けるとゴムが潰れて集弾が悪くなってました。
上下反転HOPの弱点だったゴムの潰れは、CHSの凸部分を不要パッキンから切り出して張り付けることで潰れを防げるかもしれません。
また押しゴムによる効果も重要なので、形状、材質ももっと実験してみる必要がありそうです。
今回のヒントを元に、今はさらにCHSを見直し中であります。
またバレルのHOP窓加工をやめてパッキンだけでCHSが完結できないか、なども考えてます。
しかし実験するヒマが無いのがツライところです・・・。
2011年06月25日
SPRのHOPを小改修
今度の定例ゲームに実戦投入予定のSPRのHOPパッキンにも手を入れてゆきます。
よく読んでくださってる方はご存知のCHS(センターホップシステム)と勝手に名付けたカタチ。
いわゆる長掛けHOP方式で、最近はショップカスタムを含めていろいろと研究されていますね。
これまではゴム形状、種類を試してもみましたが、まだちょっと決め手に欠ける感じ。
そこで基本に立ち返ってみることにしました。
まずは恒例のHOPパッキンを裏返して、HOP山を良く切れるカッターナイフ等で綺麗に削り落とします。
そしてHOPパッキンの回り止めの直上の位置へHOPゴム素材を4㎜×1.5㎜程度で切り出して瞬間接着剤で貼り付けて完成です。
万が一に接着に失敗してもカッターで削ぎ落として、また作り直せばいいと思います。
今回はこの他に少し実験を施していますが、良好な結果であればご報告します。
チャンバー側の押しゴムですが、縦長HOPのCHSに合った形状ということでΦ3の硬度6~70程度のゴム紐を半割りして作りました。
ゴム紐がハまるように押しゴムを押すレバーの受け部分をタテに削ってあります。
削り過ぎによるHOP不足や角度を付け過ぎたことによる弾詰まりに注意しましょう。
ついでにノズルもファイアフライ「でんでんむし」へ交換。
このパーツのお陰でBB弾のセンター出しの不安から幾分か開放され、CHSとの相性もいいのでオススメなパーツです。
インナーバレルは前のままのPDI6.01バレルで長さ229㎜くらい(失念)で、アウター内を滑空させてます。
理屈は説明できませんが、これまでの仕様と比べても左右へのばらつきが小さくなり初速も心なしか安定します。
ほんの少しだけ試射した感想はこれまでと比べて劇的な変化はなさそうですけど、ゲームで終日酷使しないとわかりませんね。
なんとなくですがインナーバレルを変更したらまたちょっと面白そうなんで検討中です。
飛距離アップの方程式は難解であります・・・。
2011年06月17日
BoltStopSystem for SPR
副業のサラリーマン稼業で余計な仕事が増やされたcomosoldierです。
従来型電動M4でのテストで、なんとかボルトストップ機構の目処がつきました。
先日の定例ゲームではボルトキャッチレバーの一部パーツがゲーム中に脱落して不安になりましたが、ボルトキャッチが使えない以外はAKと同じ撃ち切ったら止まるだけでちゃんと撃てました。
しかし単純で生存性(壊れて使えなくなりにくい)を優先した構造のおかげで、いきなり使えなくようなトラブルも無し。
やっぱりマグチェンジでボルトキャッチを叩くボルトリリースの動作は楽しい機能ですよねぇ。
そこでお次はSPR MK12MOD1にもボルトストップ機構を組み込んでみます。
元々、ボルトストップの試作を付けてましたが、マガジンへの大幅な加工を必要とするものだったので機能を半分殺していました。
またどこかでこのギミックが活きるその時まで、押入工廠で長い眠りにつきます・・・。
当然SPRのマガジンもM4と共用でマガジンフォロアを追加するだけで、他の従来型電動ガンとも共用可能となります。
基本構成はM4と同じくSYSTEMAレシーバー上下ですがチャンバーまでの給弾部分はメタルを加工した金属製。
加工は大変ですがこっちのほうが強度が高いので思い切って加工できます。
あくまでテイクダウンに拘ってこの仕様にしてましたが、このボルトストップ機構でも大いに役立っています。
ここでの加工はM4でもやった「ブレッドセンサー」でマイクロスイッチを押す仕組み。
前回はこの給弾部分の固定にてこずりましたが、メカボ先端のビス止め部にクサビ状に食込むようにしました。
接着やビス固定などはしないで、なるべく手で分解できる構造を優先しています。
耐久性も、よほど激しくマガジンを叩き込まない限りは問題無いと思われます。
「ボルトキャッチリンクレバー」は「ブレッドセンサー」との取合う部分の形状を見直し、より単純な構造に。
この形状にはいろんな理由がありますが、確実に動作してかなりシンプルになり、副産物として分解がしやすくなりました。
リターンスプリングは「TYR SPRING」にて別途オーダー品でしたが、もう少しバネレートを強めでも良かったかも。
固定にはM4でも作ったSUS板のクリップ状のもの。
あらかじめに個々の部品を加工しておいたので、調整しながら組み立てでも予想より早く完成しました。
室内での試射ではボルトストップは100%ですが、さらにゲームに投入して動作性を確認したいと思います。
さらに、次回定例までにSPRのCHSもさらに作り直したいと思います。
2011年05月26日
M4系ボルトストップ 性能評価は・・・
所属チームの先日の定例ゲームで実戦投入したM4ボルトストップ仕様。
メンバーに迷惑をかけられないので保険でステアーも持ち込みました。
試射の段階でもたまに弾詰まりが発生しますが、これまた実験中のCHS改良版でまずまずの弾道にまとまってます。
現時点ではCHS改良版はまだ未公表ですが、もう少しこの弾道が改善できればご報告したいと思います。
実際のゲーム中は、BB弾の通過を検知するブレッドセンサー(勝手に命名)を操作できるボルトストップレバーが、キックバネに押されるかたちで半端な位置になってしまいBB弾の通過を妨げることがありました。
ボルトキャッチレバーを軽く押さえると完璧に装弾され、戦果もしっかり出せたのでもう一頑張りすればまた理想のM4に一歩近づけるわけです。
このボルトストップレバーのリンケージの作りが甘いのが給弾不良の原因であるところまでは以前から突き止めていました。
これさえ解決すれば完成まであともうちょっとなんで、さっそくこのリンケージ部を改良を加えることにします。
もうこのパーツも現行で4代目。
試行錯誤の末、このカタチになり残るは他のパーツとの位置関係。
なので2代目のパーツを加工して5代目を作りました。
現行部品をためらい無くもぎ取り、新しい5代目を接着して完成。
メカボの隙間を通り、メカボぎりぎり手前からブレッドセンサーとリンクさせてます。
この位置関係が悪いとブレッドセンサーが下がりきらずにBB弾をノズル手前で止めてしまうわけです。
動作確認した限りでもこれまでよりシビアですが、確実な動作を目指すには必要な工程です。
で、試射は…また来週かな?
2011年05月15日
M4系ボルトストップ 実戦配備へ
従来タイプ電動ガンM4のボルトストップ機構がほぼ完成しました。
といっても過去の記事の通り、機構としてはほぼ完成していたんですけど、まだ微調整が必要な状態でした。
といっても過去の記事の通り、機構としてはほぼ完成していたんですけど、まだ微調整が必要な状態でした。
給弾のひっかかりが発生する時があってマガジンをちょっと動かしてやると「チャラッ」とBB弾が上がる原因がハッキリと掴めずにいました。
給弾ルートやボルトストップのリンク部などアチコチを、コンマ数ミリ単位で調整しならがの作業が続いておりました。
その原因が「ブレッドセンサー」と名付けた部品のサイズが僅かに大きく正常に後退しきれずBB弾がひっかかる原因となっていたのが判明。
この辺は2回製作しなおしたパーツで、ボルトキャッチのリンクパーツは4回作り直しました。
やっとその部分の作業を行い、本日近所の河原での試射まで漕ぎ着けました。
時間がなかったので1マガジンだけでしたがセミ、フルと期待通りに給弾してくれました。
そして一番の課題というか目標のボルトストップも無事に動作確認ができました。
次の目標は来週の定例ゲームに実戦投入しての耐久性テスト。
まだまだ危うい部分もある自作した部品の耐久性など、実戦投入でどれだけ持ちこたえてくれるのか今から楽しみです。
既存のマガジンで既存ボルトキャッチ流用で作るボルトストップ機構の製作。
チューブストック インバッテリーやCHSなど、これでM4はやり尽くした感があります。
自分の中では大きな課題をやっと消化できた達成感で結構満足してます。
次の計画はSPRへのボルトストップ換装で、今後の課題は89式にも応用できるかもという淡い期待もあります。
でも残念ながら89式は持っていませんけど。w
需要はあるかと思いますので、興味のある方ぜひチャレンジをお勧めします。
2011年04月29日
M1100 DoorBreach MazzleBrake
先日のインドアゲームではM1100も持っていきました。
こちらはガス圧低下でのジャムがありましたが、雰囲気は十分に楽しめました。
せっかく先台にレイルを装備したんで、大きめのライトをつけてみたり。
うーんやっぱりショットガンは好きだなぁ。
で、本題はこのマズル。
ドアブリーチを意識した野蛮な形状で、さわると痛いです。
表面は旋盤で削りだしたようなヘアライン風仕上げ。
しかし素材はプラですので軽くて、乱暴に取り扱うとコッチが壊れます。w
イメージチェンジをしたい時はこんな風に取り外すことが可能。
マルゼンさんの延長銃身の構造を流用しているので、着脱も簡単です。
マルゼンショットガンシリーズは外装パーツの選択肢が少なくG&Pが頑張っているくらい。
アイアンサイトとかレイルとか、ちょっとした小物パーツでもかなり雰囲気が違って楽しめますね。
もし欲しい方がいらしたら時間をみて量産しようかな、なんて思ってます。
2011年04月25日
それでもShotGunが好き
先日、我がチームのインドアゲームでM870ScatterGunを実戦投入させました。
CO2をレギュレーターで初速70m/s程度に調整したM870で、超軽量BB弾7発発射仕様。
おおよそ7mで30㎝程度に散弾します。
1~2ゲットがあったところでジャムが発生した時にアクションバー(と呼んでいいのかわかりませんが)を折ってしまい、その日に故障リストに登録となってしまいました。
エジェクションポートにシェルが挟まったのを知らずに力任せにレピーターハンドルを戻そうとしたのが原因です。
自宅には部品取り用のM870があったので、こちらから部品を移植することにします。
この部品取りのM870も新品に近いようなコンディションなので中身ごと取り替えてもよかったんですが、塗装を施し直すのも面倒だし、調整されたScatterGunM870のユニットを使いたいのであえて部品取りを選択。
壊れやすいシェルキャリア(銀色の部品)を引っ張らずに、ローディングリリースレバー(トリガーガード外側のレバー)を引っ張ってトリガーユニットを取り外せば、簡単にバラバラになります。
このアクションバーを外すのにほぼ全部分解する必要があります。
もちろん部品取りのほうも同じ作業を行って、やっと準備完了。
ついでにデタッチャブルガスタンクへ戻しました。
こっちのほうがゲームで頻繁に使うのもガス充填が楽ですから。
なんとか元通りになりましたが、次回インドアゲームの機会までは眺めて我慢するだけになりそうです。
2011年04月18日
M4系ボルトストップ 改良編
なぜか周囲で風邪を引かないcomosoldierです。
先日アップしたM4ボルトストップ化ですが、どうも動作が不安定なので思い切って作り直してみました。
実装まで漕ぎ着けたM4でしたが、BB弾の通過を検知する「ブレッドセンサー」とボルトキャッチのリンク方法に問題があるようで、給弾されたりされなかったりと不安定でした。
個々に入れてあるスプリングを強い物へ替えれば安定しそうなんですが、マガジンからの押し上げる力が弱すぎるのが原因のひとつとなっているようです。
今の構造では使い込んだスペアマガジンなどで機能させることが不可能なので、リンク方法を再検討することにしました。
また今回はメンテナンス性も考えていろいろと見直してゆきます。
まずは給弾パイプまわりから。
ブレッドセンサーと銘打った部分は加工し直し過ぎてボロボロなので、ジャンクパーツのM16系チャンバーから作り直し。
今回ブレッドセンサーのリターンスプリングは省略して、マイクロスイッチの反力のみで抜弾抵抗を軽減しました。
前回の試作で形状の方向性が見えてきたので基本的に同じ構造、形状です。
ボルトキャッチのリンク取付部はSUSとアルミの組み合わせを曲げて製作。
これでロアレシーバーから簡単に着脱できるようにしました。
今回の肝はこのボルトキャッチのリンク部。
これまではこのリンク部までブレッドセンサーを延伸させていましたが、リンクを延長しております。
リンクの先端はブレッドセンサーにひっかけるだけ。
BB弾が無くなってブレッドセンサーが給弾パイプの中に引っ込むと、このリンクが外れてボルトキャッチが倒れる仕組みです。
ブレッドセンサーは給弾パイプ側面のマイクロスイッチとリンクしているので、通電停止と同時にボルトキャッチが倒れてブレッドセンサーを押えます。
この時にマグチェンジするとブレッドセンサーでBB弾が止められている状態となります。
そしてボルトキャッチレバーを叩けばブレッドセンサーは開放されてBB弾がチャンバーに送り込まれて、同時に通電される訳です。
この時にBB弾が上がる「チャッ」という音がするので、GBBの足元にも及びませんが次世代よりはボルトストップらしくなるんじゃないかと。
様子を見てボルトキャッチの金属音が出るようにスプリングを強めてみたり、動作に差し支えない程度で音も演出してみたいですね。
一応は動作確認のレベルまではできましたが試射はまだお預け。(泣)
実用まであと少し調整や改良が必要かもしれません。
これが上手くいけたら、腕試しに違う機種も試してみたいですね。
2011年04月01日
Remember EastJapan!
東日本大震災の復興のために世界中から支援の手が差し伸べられております。
なかでもアメリカ、台湾、タイ、シンガポール、インドネシアなどは、自国の出来事のように援助を申し出てくれております。
アメリカは「Operation Tomodachi」と銘打って、NAVYなどが被災地で様々な活動をしてくれています。
やっぱり我々も、そして日本という国も、世界中から生かされているんだと実感してしまいます。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110327/dst11032700550004-n1.htm
このワッペンが販売されるということで、早速自分も注文しました。
すでに米海軍広報からは9000枚のオーダーがあり、注文しても届くのが2週間先になるとか。
販売元 Navy Gear 4U.
http://navygear4u.ocnk.net/
アメリカでは「 Remember Pearl Harbor! 」と叫ばれておりました。
日本は「 Remember EastJapan! 」と、日本の次の世代に伝えるべきだと思います。
この厚意を無駄にせず、必ず復興して世界の中で役に立つ日本をみんなで作り上げたいなぁ、とつくづく思います。
ガンバレ日本!
ガンバレ押入工廠!
ちっとは仕事しろ!ww
今回は、以前にうっかりオークションで安く落としたイノカツ系?のメタルレシーバーを使ってAK74Sを作ったのでそちらをご紹介。
中身はマルイ純正メカボに、黒いVFCシリンダー、ギヤ類もマルイ純正、ノズルはなぜか余っていたSYSTEMA製。
シリンダーはボルトの隙間から見えるのでVFC純正の黒、内側には自家製クロスハッチ風な加工を施してみました。
ノズルを押さえてピストンを押しても前に押せないほどなので、ここまでは気密もOKかなと。
マルイ純正ピストン&ヘッドは、ダミーブローバック化しているのでいずれアルミピストンへ交換予定。
スプリングはCHS化に伴い初速が落ちるので、どこかの1Jくらいのものを入れて様子見です。
モーターは強烈なトルクを発生させるメーカー不明のもので、モーターピニオンだけはSYSTEMAモーターから移植。
ダミーブローバック部は、イノカツのデッキロックを加工してアルミパイプを取り付けています。
ダミーボルトはガーダー製ダミーボルトキャリアで、内側へワッシャーを溶接してデッキロックのアルミパイプを通せるようにしてあり、スプリングもこのワッシャーで受け止めてます。
もちろんメカボ上部にはダミーブローバックの為の溝をサンダーで削って入れてあります。
このダミーボルトが後退した時に浮き上がって外れることがよくあります。
対策としてAK74Sにはデッキカバーの裏側のリブ溝へ、少し湾曲させたSUS板を弾性接着剤で固定して浮き上がりを抑えるようにしてあります。
その結果、変なガチャガチャ遊ばないし隙間ができることもなくスムーズにボルトが動くようになりました。
ダミーボルトには有効な加工だと思います。
問題なのはマガジンで、トイガン用では5.45×39mmサイズのマガジンでは120連(ダブルカアラム)が主流です。
これだと自分のボルトストップで使うマガジンフォロアは使えそうに無い…。
試しに入れてみたら・・・アレ?使えるじゃん。w
ローダーで無理にBB弾を詰めると先端の部分を乗り越えてしまう時がありますが、基本的にはちゃんと撃てました。
そんでもってちゃんと止まりましたよ。
専用でなんか作る必要も無さそうな感じ。
ってことはM4系マグプルPTSにも使えるんじゃないの?
しかし大陸はちゃんと出してましたよ、5.45×39mmサイズの70連(シングルカアラム)マガジンを。 さすがですねぇ。
ネジと底蓋以外は樹脂製でやや華奢な感じはありますが、価格相応で良いと思います。
そして肝心なCHSは今はステアーAUGカービンと同じ仕様となっていて、初速は70m/s後半で問題ありませんが、CHSは暫定仕様です。
新型CHSについては材質、形状を吟味中で、ご報告までにはもう少し時間が欲しいところであります。
外装はガスブロック、ガスチューブ、アウターバレル、ハイダー、セレクター、デッキカバーと全部違うメーカー。
安いパーツで揃えたお陰で各部で仕上げや色がバラバラなよくわかんない銃になりましたけど。w
これまで悩みの種だったバッテリーがリポによってアッサリと解決したので、カスタムの幅が広がりました。
あとは飛距離を伸ばす方程式を発見できればトイガン業界も盛り上がってくれるんじゃないかと、妄想しております。
2011年03月23日
災害復興 自分達にできることとは?
日本の歴史の中でも最悪の被害となってしまった、東日本大震災。
被災された方々の苦痛は、我々には計り知れないものがあるでしょう。
限られた手段として義援金を送りましたが、こんなことしかできないのが悔しいかぎりです。
原発事故では日本の様々な専門家集団の決死の努力で最悪の事態を乗り越えようとしております。
またその影で彼らを支える人々が昼夜を問わず頑張ってくれております。
被災地では警察、消防、自衛隊、そしてアメリカ合衆国と各国救助隊も懸命に活動されております。
そして医療従事者、ボランティアなど様々な方の力で少しづつですが、復興へ前進しつつあります。
今自分達にできる事、それは耐えることじゃないでしょうか。
燃料や生活必需品などが被災地へ優先されている今、自分達も耐えることで被災地を応援することができると思っています。
確かに家族などに不自由はさせたくないですが、被災地ではその家族すら失った人も大勢いるのです。
被災地以外は買い占めなくても必ず元の生活に戻りますが、被災地は何年も掛かり、失った人命は戻りません。
これからは被災地と共に厳しい生活を乗り切るのが我々被災地以外の国民の義務だと考えます。
首都圏が安定した生活を送れたのもこういった地域のお陰だったのです。
今後は、今こそ我々にできる「耐える支援」を続けてゆきたいと思います。
この連休で、長い間ホコリを被って眠っていたステアーAUGを引っ張り出してきました。
主力のM4がボルトストップ機構の実験で使っておらず、現在製作中のAK74も部品待ちの状態。
PSG-1、SPR、AKMSはCHS改修待ち、ガス系M4、M870は季節待ちの状態。
メインが故障した時に安心して使えるブッシュマスターみたいな銃を考えるとこれしかないなと、OHを兼ねた作業です。
簡単にバレル、メカボにアクセスできるメンテ性、ブルパップのコンパクトさなどで手放せずにいました。
では早速作業開始。
メカボを取り出して開けてみると天然セクカ3枚状…。
どうしてこんなに壊れてるんだ?と調べるとメタル軸受けがズレていた模様。
当然ピストンもダメで、在庫していた中古純正ピストンとVFCギアセットに換装して、シリンダー&ピストンはSYSTEMAボアアップが入っていたんで、そのまま再利用。
結構お金がかかっていたんですねぇ。(汗
念入りにシム調整し、気密もまぁまぁなんでメカボのOHは完了。
インナーバレルはKM企画製TNバレルでしたが、HOP窓形状だけはやや時代遅れに感じてしまいます。
代わりにジャンクパーツと化していたPSG-1インナーバレルをカットし軽く面取りし、HOP窓後ろの切り欠き部を鉄パテで造詣。
HOP窓にはパッキンが降りやすいようRやテーパーをつけて磨いておきます。
ここでパッキンもCHSへ交換です。
いつもどおりパッキンを加工して、今回は既存のCHSのHOP摩擦部分の形状をシンプルにしてみました。
といってもバックスピンを掛けるゴムを半丸からシート状にしただけです。
シート状とは使えなくなったマルイ純正HOPパッキンを幅3㎜、長さ5㎜の大きさで切り出して瞬間接着剤しただけ。
実は先のPSG-1で試した結果、これで弾道がさらに延びる結果となりました。
前からこれがいいのはなんとなく想像がついたのですが、簡単すぎて試したことすらありませんでした。
まぁ負け惜しみですね。(笑
パッキンを押す「押しゴム」はゴム紐素材を半割し、押しゴムとして入れました。
さらに押しゴムを押すアームもちょっと削って、押しゴムが水平に押せるようにしてあります。
未来的なデザインのステアーAUGですから実物EOTECHを取り付けてみました。
MP7の軽快さには叶いませんが、セミフル切り替えが不要だったりと使ってみればM4、AK系には無い良さがあります。
買ってもう10年は経ちますがまだまだ現役の頼もしい相棒となってくれそうです。
2011年03月22日
被災地復興を願う
3月11日、東北から関東にかけての大震災が発生し、多くの犠牲者を出し、未だに被災された方が厳しい避難生活を送られております。
自分1人では何もできないのが本当に悔しいところですが、とりあえず大人の千羽鶴(千円札の鶴)を送らさせていただきました。
(ちょっと今月はまた一段と貧乏だったんで、また給料が入ったらまた鶴を送りたいと思います)
そして原発事故に携わったスペシャリストの皆さん、復旧に携わる皆さんに感謝の言葉を送りたいと思います。
負けるな被災者の皆さん! がんばれ日本!
今回は先の定例で撃てなくなってしまった、PSG-1の修理です。
自分1人では何もできないのが本当に悔しいところですが、とりあえず大人の千羽鶴(千円札の鶴)を送らさせていただきました。
(ちょっと今月はまた一段と貧乏だったんで、また給料が入ったらまた鶴を送りたいと思います)
そして原発事故に携わったスペシャリストの皆さん、復旧に携わる皆さんに感謝の言葉を送りたいと思います。
負けるな被災者の皆さん! がんばれ日本!
今回は先の定例で撃てなくなってしまった、PSG-1の修理です。
症状は突如引き金を引いてもまったく動作しないのと、時々発生する2発発射。
帰宅してバラし、モーターのみでも動かないので通電してない。
FET配線など断線、半田の外れも無いし、メカボの接点も問題なし。
カットオフレバーやセクターギヤの磨耗かなぁ~、と思い予備の腰下も出してきて、作業開始。
メカボ単体で引き金をひいて動作確認すると、スイッチBOXがちゃんと動作してないことを発見。
カットオフレバーに跳ね上げられる部品が磨耗し、引き金に押されると同時に跳ね上がっちゃってスイッチ接点が接触できていません。
なるほど、ここは取り替えるか補修するしかないですね。
で、今回は補修を選択し、磨耗した部分をカッターで整形してシアが滑らないようしました。(赤丸の部分)
そして2発発射、といっても正確にはモーターのオーバーランみたいな感じ。
1発発射→コッキングして停止(電流カット)、が、1発発射→コッキング→1発発射で停止(電源カット)となってます。
きっとリポバッテリーで運用しだしたのが原因なので、システマモーターをPSG-1純正700モーターにデチューン。
組み立てて空撃ちみると、ちゃんと通電されて1発発射→コッキングして停止することを確認できたのでこれも解決。
そんでもってついでにCHSも新しい形状を試すべく、PSG-1に導入してみました。
試射した結果・・・すげーいいっす。
あんまり良かったんで、他の銃も換装しておりますので、また詳しくご報告します。m(_ _)m
もうこのPSG-1も、ジャンクで¥500で購入(!)して、長いこと使われてますからねぇ。
でもVer4も仕組みが分かるとVer2よりは素直かも。
購入当時の面影すら無いけど(笑)、まだまだ現役でがんばって貰います。
2011年03月09日
M4系ボルトストップ 実装編
300円のダイソーリューター愛好家のcomosoldierです。
内蔵乾電池式リューターをオキシライト電池でブイブイいわせて使ってますが、慣れが必要ですけどw。
例のM4の機械式ボルトストップ機構ですが、早速ウチのM4への実装段階へ入りました。
メカボは事前に取り出しておいたFETの信号線をマイクロスイッチまで伸ばしてあります。
メカボ側の作業はこれだけで終わりです。
内蔵乾電池式リューターをオキシライト電池でブイブイいわせて使ってますが、慣れが必要ですけどw。
例のM4の機械式ボルトストップ機構ですが、早速ウチのM4への実装段階へ入りました。
メカボは事前に取り出しておいたFETの信号線をマイクロスイッチまで伸ばしてあります。
メカボ側の作業はこれだけで終わりです。
ロアレシーバーへボルトキャッチレバーを取り付けて、給弾ノズルを取り付けて、実際にマガジンを入れてみて動作を確認しました。
予想以上にキツキツな状態で、アチコチが当たったり押されたりして、「ブレッドセンサー」の動きが悪くなってしまいました。
TRY springで購入したバネもメカボに接触するので僅かに曲げてみたり、マイクロスイッチの位置も移動させてみたり、マイクロスイッチを押すリンクレバーも変更しました。
今度作る時にはマイクロスイッチはもっと小さく、そして配線ルートも見直す必要がありそうです。
マガジンは専用フォロアを入れるだけ。
センサー部の形状、リンクレバー形状など、マイクロスイッチの配置など、まだまだ改良の余地がありますがなんというかツボみたいなポイントが見えてきました。
また何度かは分解しなければならなさそうですが、上手くいったらSPRにも導入して自分のM4系は全て統一させるつもりです。
2011年03月06日
M4系ボルトストップ
久々の更新であります。m(_ _)m
副業が忙しくて…なんて言い訳は置いといて、少ない時間の中でも少しづつ作業を続けておりました。
まぁ作業というより悩んでいる時間がほとんどですが。
今回は従来タイプM4のボルトストップ機構の途中経過をご報告させていただきます。
過去にも試作を作ったことがありましたが、満足はしておりません。
複雑な構造で、マガジンも専用に加工が必要となったりして、今見返すと「とりあえず機能はしてる」といった感じ。
今回のは比較的に上手くいったAKMSの時の方法を応用して、給弾ルートで制御するのが今回の試作であります。
AKMSのボルトストップ機構との違いは、直接マイクロスイッチを押すだけでなくて、フルロードされたマガジン初弾の強い押し上げ力を利用してボルトリリースレバーをリンクさせている点です。
通称「ブレッドセンサー」(BB弾をせき止めている部品)がボルトリリースレバーによって止められており、ボルトリリースレバーを操作することでBB弾はチャンバーまで送られます。
この時にFET信号は導通状態となって射撃可能となり、BB弾が給弾ルートから無くなるとブレッドセンサーが引っ込んでマイクロスイッチから信号をカットさせます。
そういえばこの給弾ルート部品、パーツリストではチャンバーセットと一括りなんで割高なんですよね。
皿ネジのところが割れやすいし、ここは大陸メーカーで出して欲しいところ。
仮にマガジンやBB弾の無い状態でボルトリリースレバーを押しても空撃ちも出来なくなり、あくまでBB弾がブレッドセンサーを押し広げていないと撃てない仕組みなのです。
あと仮説ですが、途中でMgチェンジした時は1~2発はブレッドセンサーに感知されるので、その分は撃てるかもしれません。
薬室に残った弾の分だけなので、ちゃんと機能してくれればリアカンゲームでも楽しめそうですね。
また他の特徴として、ドノーマルM4でもFETを搭載してあれば寸法的にも設置可能な構造、マガジンはフォロアを追加するだけでスペアマガジンが使える事。
応力集中するポイントが少ないので長く使える、などです。
個々のパーツの動作確認は済んでますが、全体にはもうちょっと調整が必要な感じ。
今後じっくりと煮詰めてゆきたいと思います。